糖尿病・強化インスリン療法(アルゴリズム法)とは?離脱できるって本当!?

強化インスリン療法とは?

薬物療法の中にあるインスリン療法には、対象者の生活スタイルや糖尿病歴などから、判断し、インスリンを選択しますが、「強化インスリン療法」は、そのインスリン療法の中でも、糖尿病発症から日が浅い早期の方に行うことが多く、超速効型のインスリンと持効型インスリンを使用します。
ひと昔前は、「インスリン注射」となれば、糖尿病も食事や運動、内服だけではもうコントロールができなくなった場合に開始していたため、糖尿病でインスリンを打っていると聞けば、「かなり悪い」というイメージが強かったのですが、今はそうではありません。

 

強化インスリン療法とは、健康な人と同じようなインスリンの分泌パターンに近づけ、膵臓を休ませ、膵臓の回復をさせることが一つの大きな目的です。

 

スライディングスケール法と強化インスリン療法(アルゴリズム法)の違いとは?

高血糖状態で入院した患者さんには、各食前の血糖値を測定し、その数値によりインスリンの量を加減する方法(スライディングスケール法)で、体格や年齢などは考慮せず、血糖値の数値だけでインスリン量を決定する方法です。

 

しかし、強化インスリン療法(アルゴリズム法)は、体格や年齢を加味し1日の総インスリン量を決め、更に血糖値の数値により、決めたインスリン量を増減するというやり方のため、スライディングスケールよりも血糖コントロールがつきやすいといわれています。

 

強化インスリン療法の決定(1日総量)

  • 痩せ型、高齢者(70歳以上)、腎不全

    0.2単位/Kg (体重40Kgで高齢者・痩せ型の場合:0.2単位×40Kg=8単位) 

  • 通常の方

    0.3単位/Kg (体重40Kgで中肉中背・若い人の場合:0.3単位×40Kg=12単位)

さらに1日の総量が決まった後は、そのうちの30%を持効型インスリンの目安とし、残りの70%を3分割した単位(超速効型インスリン)を各食直前に注射をしますが、血糖値の低い高いにとっては、その決めたインスリン量を増減する必要があります。

 

スライディングスケール法は、食前血糖値の値だけを見て注射を打ちますが、強化インスリン法は、自分の決められたインスリン量を血糖値によっては、足したり引いたりしなければなりませんので、間違えやすいというデメリットがあります。
インスリンによる治療 - 日本糖尿病学会

強化インスリン療法の対象となるケースとは?

 

インスリンを1回打つだけでコントロールできる方や内服で血糖値が安定している人は良いのですが、下記の方は低高血糖を容易に引き起こしてしまいますので、1日の血糖値の変動に合わせて注射する「強化インスリン療法」の適応となります。

  • 1型糖尿病患者
  • 膵臓摘出などにより膵臓機能自体が悪い患者
  • 妊娠中や妊娠を希望する患者
  • 2型糖尿病で膵臓を休ませる必要がある患者

インスリン治療を離脱できるって本当なの?

インスリン治療が始まると「もう一生注射を打ち続けなくてはいけない」と思いがちですが、そんなことはありません。
食事療法や運動療法などがキチンと行えて、自己管理が可能な方は、インスリン治療が始まったとしても、内服だけでコントロールが可能となる場合があります。
HbA1cが正常に近づいていけば、インスリン治療を継続することが逆に低血糖を引き起こし危険な状態となりますので、高血糖状態を放置しないことを心掛けて生活しましょう。

 

まとめ

糖尿病は糖尿病予備軍を含めると、国民の5~6人に1人は糖尿病もしくは糖尿病予備軍ということになります。

 

糖尿病の初期には自覚症状が殆どなく、気が付けばかなり悪化した状態で診断ということも起こり得る話です。

 

糖尿病は生活習慣病の一つでもあり、食事や運動を見直すことでかなり改善することも明らかになっていますので、インスリン療法になる前に、しっかりと自己管理をしていきましょう。

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